犬にスリングは良くない?正しい選び方と使い方のコツを解説!

犬 スリング 良くない

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犬を連れたおでかけ時に、よく見かけるようになった犬用スリング。

「なんだか狭くて窮屈そう」「抱っこなんてかわいそう」など、犬にスリングは良くないのでは?と感じる方もいらっしゃると思います。

しかし、犬用スリングは正しく選んで使うことができれば、犬にも飼い主さんにも便利なアイテムになります。

今回は「犬にスリングは良くない?」の疑問を解消しながら、犬用スリング正しい選び方・使い方を解説していきます。

この記事はこんな人におすすめ!
  • 犬にスリングを使っても大丈夫?
  • 愛犬にスリングを使ってみたいけど不安
  • スリングの種類が豊富で選び方がわからない
  • スリングの使い方って?
  • おすすめの犬用スリングを知りたい

犬にスリングは良くないの?

犬用スリング(ドッグスリング)は赤ちゃんの抱っこ紐を改良して作られました。

柔らかい布で作られた肩掛けバックの中に犬を入れ、移動するときに使用する便利なアイテムです。

しかし、スリングの中でじっとしている犬を見ると

  • 犬には窮屈でかわいそう
  • ほんとは犬も嫌がっているのでは?
  • 犬はお散歩好きだから歩かせてあげればいいのに
  • 体に負担がかかりそう

このように「犬にスリングは良くないのでは?」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

YUKI
YUKI

実は私もそう思ってました。

マロ
マロ

だからお出かけはいつもペットカートだったんだね!

でも、実際にスリングの中で気持ち良さそうにしている犬と楽しそうにお出かけをしている飼い主さんを見ると、愛犬にスリングを使ってみたくなり、そのメリットを調べてみることにしました。

犬用スリングのメリット

スリングを使うメリットは主にこの4つです。

  • 飼い主さんと密着度できて犬も安心
  • 飼い主さんの両手が自由に使える
  • 小さくたためて持ち運びに便利
  • 洗濯できるので清潔に使える

スリングは飼い主さんのお腹あたりで、犬を包み込むように抱きかかえるので、密着度が高く犬も安心するようです。

動物病院や人混みなど、犬が不安に感じる場所でもすぐに撫でてあげられますね。

それに、スリングは布でしっかり犬の体をホールドするので、飼い主さんの両手が自由に使えます。

また、コンパクトに鞄にしまえるので、散歩中に犬が歩かなくなったときや、人通りが多く危険な場所になっても、さっと取り出して犬を抱っこすることができます。

汚れてしまっても、洗濯できるのでいつでも清潔に使えます。※メーカーによっては洗濯不可のものもあります。

スリングはこんな時に使うと便利!

スリングは一つ持っておくと様々なシーンで活躍します。

スリングはこんな時に便利!
  • 散歩中歩かなくなったとき
  • 病院やトリミングサロンに行くとき
  • マンション内の共同エリアの移動
  • パピーやシニア犬のお散歩
  • 人が多くて歩かせるのが危ないとき
  • 熱中症や凍傷の危険があるとき
  • 自然災害が起こったとき

スリングは普段のお散歩やお出かけに使うのはもちろん、人混みや災害時など、犬の安全を守ることにも役立ちます。

YUKI
YUKI

スリングを使用するメリットはこんなにたくさんあるのですね!

マロ
マロ

でもね、体に痛みがある犬や性格によっては使わない方がいい子もいるんだって!

犬用スリングを使うのが良くない場合

ここまでスリングのメリットを紹介してきましたが、中にはスリングをおすすめできない犬もいます。

  • そもそも抱っこが苦手な犬や暴れる犬
  • 関節に疾患がある犬

これらに当てはまる犬には、なぜスリングをおすすめできないのか理由を説明します。

腕での抱っこが苦手な犬や暴れる犬

そもそも抱っこが苦手な犬や、落ち着きがなく暴れてしまう犬にスリングを使うとストレスを与えてしまいます。

このような状態でスリングを使用すると落下の危険性や、飼い主さんが転倒してしまう場合もあります。

なので、嫌がっている場合は無理に使用するのは控えましょう

スリングを使用したい場合はまず、腕での抱っこに慣れさせ、飼い主さんの抱っこが好きになるように練習してみてください。

関節に疾患がある犬

漆蓋骨脱臼(パテラ)ヘルニアなど足や背骨に疾患がある犬にも、スリングはおすすめできません。

犬はスリングの中で、お座りや伏せに近い状態になります。

漆蓋骨脱臼(パテラ)は圧迫刺激により膝のお皿が外れる可能性がある。ヘルニアは、首~背中、腰の神経を圧迫し触られるのを嫌がるからです。

基本的に漆蓋骨脱臼(パテラ)やヘルニアの犬にはおすすめできませんが、その子によってステージや症状が違います。スリングを使用してみたい場合は一度獣医師に相談してみましょう。

犬用スリングの選び方と使い方のコツ

愛犬がストレスを感じていたり、痛みがあるのにスリングを使用しているのであれば、犬にとってスリングは良くないものになります。

しかし、スリングは嫌がる犬に無理矢理使うわけではありませんし、犬を歩かせずに抱っこしつづけているわけではありません。

犬はスリングを心地よいものだと分かれば、スリングの中で眠ってしまったり、自分から入る犬だっているようです。

犬と飼い主さんが、共に心地良いと思えるスリングを見つけるために、正しい選び方と使い方を知っておきましょう。

愛犬の体型に合うサイズを選ぼう

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犬用スリングはサイズ、形状、デザインも豊富でどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

そこでまず重要なのが愛犬の体型に合うサイズのスリングを選ぶことです。

スリングが大きすぎるとスペースに余裕があって、顔を出せなかったり、左右に揺れて安定しない場合があります

反対に小さすぎると、落下の危険性があったり、方向転換ができなくなるので、サイズ選びはとても大切です

以下のようなポイントに注意して選びましょう。

POINT
  • 犬の体を包み込むようにフィットしているか
  • 犬が飼い主のお腹にピッタリ付く位置にきているか
  • 犬が無理な姿勢になっていないか
  • 飼い主の身長や胸囲を考慮して選んでいるか

犬の体を包み込むようにフィットしているか

スリングを使ってみたときに、愛犬が暴れたり嫌がったりするのは、ただ単に「スリングが苦手」というわけではなく、サイズが合っていないのが原因かもしれません。

スペースがあり過ぎると犬が落ち着かず、中で動き回ることも。犬の体を包み込むようにフィットするものを選びましょう。

犬が飼い主のお腹にピッタリ付く位置にきているか

抱っこした時に犬の位置が腰より下になると、歩いたときにスリングの揺れが大きくなり、犬も居心地がよくありません。犬が飼い主さんのお腹にピッタリ付く位置に肩ひもを調整しましょう。

犬が無理な姿勢になっていないか

スリングが小さいと、中で身動きが取れず犬が無理な姿勢になって落ち着かないことも。

犬をスリングに入れる際は入れ方にも注意をし、犬が落ち着ける姿勢にしてあげましょう。

胴長犬種は「伏せ」に近い姿勢になるものを!

ダックスやコーギーなどの胴長犬種は縦に抱っこすると腰を痛め、ヘルニアの原因になりかねません。

胴長犬種にスリングを選ぶときは地面と背骨が平行になる「伏せ」に近い姿勢をとれるものを選びましょう。

飼い主の身長や胸囲を考慮して選んでいるか

サイズ選びは犬の大きさやスリングの耐荷重に目を向けがちですが、飼い主さんの身長や胸囲によっても愛犬に合うサイズが変わります。

小型犬でもスリングを使う飼い主さんの身長が高ければ、大きいサイズのほうが合う場合もあるので、レビューや口コミも参考にして選びましょう。

安定感のあるスリングを選ぼう

怖がりな犬関節に疾患があっても獣医師の許可がある犬には、足元に安定感のあるスリングを選んであげましょう

POINT
  • 生地がしっかりしているものを選ぶ
  • 底板が付いているものを選ぶ

生地がしっかりしているものを選ぶ

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犬用スリングに使用されている生地には様々なタイプのものがあります。

愛犬のために肌触りがよく、柔らかい生地のスリングを選んであげたいけれど、基本的に生地が柔らかいほど、伸びやすく変形しやすい性質があります。

足元が安定せず犬も不安になるので、生地にある程度の厚みと固さのある素材を選びましょう。

また、生地がしっかりしていると、肩紐のくい込みが少なく、生地自体で犬の体重を支えることができるので抱っこが楽に感じられますよ。

底板が付いているものを選ぶ

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スリングの中に底板が付いたものは型崩れしにくく、足元に安定感があります。

底板にはクッション性があるものや滑りにくいものがあるので、犬の負担を軽減してくれます。

スリングは長時間使用しないように!

いくら安定感があるスリングでも、人間と同じように長時間同じ体勢を続けるのは、体に負担がかかります

使用時間の目安は、犬の仕草や行動をみて判断しましょう。

犬がソワソワしたり、頻繁に鳴くなどのサインがみられたら、体勢を変えたり、スリングから出してあげてください。

飼い主さんも快適に使えるものを選ぼう

スリングは犬にとって心地良いものを選ぶことが大切ですが、スリングを使用をする飼い主さんにとっても快適に使えるものを選びましょう。

POINT
  • 肩紐の幅が広いものを選ぶ
  • 機能的なものを選ぶ
  • コンパクトに折りたためるものを選ぶ

肩紐の幅が広いものを選ぶ

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片方の肩で犬の重さを支えるスリングは、肩ひもが細いものだと肩の一点に重さが集中してしまい、肩こりの原因になりかねません。

肩ひもの幅が広いものは肩にくい込みにくいので負担が軽減されます。

機能的なものを選ぶ

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スリングはシンプルに使えるのが魅力的ですが、機能性にこだわったものも見逃せません!

例えば

  • 飛び出し防止の金具が付いたもの
  • 犬の顔が出ないように蓋が付いたもの
  • 散歩グッズを収納できるポケットが付いたもの

普段はおとなしい愛犬でも慣れない場所では興奮して思わぬ行動をとることがあります。

飛び出し防止の金具を首輪やハーネスにつないでおくと、落下防止や周囲に配慮しながら安全に使うことができます。

また、犬の顔が出ないように、スリングに蓋が付いたものは公共交通機関で使用できる場合があり、行動範囲が広がります。

スマホ、エチケット袋、給水ボトルなどが収納できるポケット付きのものは、手に持つ必要がないので、両手が使えてとても快適に過ごせます。

コンパクトに折りたためるものを選ぶ

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小さく折りたためるコンパクトなものは普段使いに最適です。カバンに収納しておけば必要なときにさっと取り出して使えます。

おすすめの犬用スリング

ここからはおすすめの犬用スリングを紹介します。

超小型犬におすすめ

Mr.Mac(ミスターマック)ペットハンモック

犬用スリングは小型犬用、中型犬用の2サイズが一般的ですが、ミスターマックのスリングは他にはない超小型犬用(XS)サイズがあります。小型犬用でも大きくてサイズが合わない子におすすめです。

お散歩グッズを収納するポケットもたくさんついており、機能性も抜群です!

中型犬におすすめ

full of vigorドッグスリング 中型犬用

犬用スリングは主に小型犬用として作られいるため、中型犬用は商品数が少なめです。

このスリングの耐荷重は12kgのため10kg程度の中型犬に使えます。

メッシュで出来ているので通気性が良く、スリング内を快適に保ちます。

また、スリングと一体化した蓋が付いているので、公共の場のマナーにも対応できます。

胴長犬種におすすめ

Plilyドッグスリング

コットン100%で垂れ下がらず密着を実現!

目安体重10㎏までで小型犬から中型犬まで使用OKな抱っこひもです。また薄型設計のため着用時に暑くなりにくいので夏の使用にも最適。ダックスなど腰に負担をかけたくないワンちゃんの場合、横抱きも可能なシンプルスリングです

機能性にこだわる人におすすめ

snowdrop オリジナルドッグスリング

snowdrop オリジナルドッグスリングは幅広の肩紐で安心軽くて丈夫なドックスリング。

折りたためばとてもコンパクトになるので、いざというときのためにお散歩バッグに入れておけます。

カラーや素材にもこだわりがあり、肩紐調節ができるので高身長から低身長まで、家族みんなで使えます。

通気性や素材にこだわる人におすすめ

CORDURA(コーデュラ)2WAY スリング

コーデュラ素材は、一般的な化学繊維の何倍もの強度を持つ防水耐久性に優れた生地

前面と背面が全面メッシュにもなる2WAYだからオールシーズン快適に♪底板付きで安定感にも配慮しました。巾着メッシュの上蓋だから開け閉めも楽チン!!

おわりに

「犬にスリングは良くないの?」という不安は、愛犬の体型や性格、疾患などを考慮し、愛犬に合ったものを選んであげることで解消できるのではないでしょうか。

正しい選び方と使い方で、愛犬と飼い主さん両方に便利なアイテムになります。

今まで愛犬は連れて行けないからとお留守番をさせていた場合でも、犬用スリングを使うことにより一緒にお出かけでき、行動範囲が広がるように思います。

ぜひ今回の記事を参考に愛犬と飼い主さんにピッタリなスリングを探してみてください。