短毛種の犬も抜け毛は多い!ブラッシングのやり方やブラシ選び

短毛種ブラッシングのやり方

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実は抜け毛が多い短毛種の犬。ペットショップのブラシコーナーに行くと様々な形のブラシを見かけますが、短毛種の犬にどんなブラシを選べばいいのか分からない飼い主さんも多いのではないでしょうか。

ブラッシングはただ毛並みを整えるだけでなく、愛犬との絆を深め、心身の健康につながります。

そこで、今回は短毛種に合ったブラシの選び方やブラッシングのやり方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

短毛種の被毛の特徴

一般的に被毛の長さが3㎝未満の犬種が短毛種に分類され、一定の長さ以上に伸びることはありません。

そのため、長毛種のように毛が絡むことはありませんが、実は長毛種より毛が生え変わる周期が短いため、抜け毛が多いのです。

また、犬の被毛は生え方によって、オーバーコート(上毛)アンダーコート(下毛)に分けられ、両方の毛を持つものをダブルコート、オーバーコートしか持たないものをシングルコートとよびます。

毛が短い主な犬種

同じ短毛種でも毛の長さによってタイプが分かれ、ブラッシングのやり方や使うブラシも変わります。

まず、愛犬がどのタイプになるのかチェックしてみてください。 

超短毛種

スムースヘアともいい、短毛種よりさらに毛が短く、毛の長さは1㎝ほど。筋肉のラインがはっきり分かり、手触りがツルっとしています。

短毛種

毛の長さは2~3㎝。保温性に優れたアンダーコート(下毛)とオーバーコート(上毛)があることが一般的です。

実は犬の中でもっともよく毛が抜けるのが、ダブルコートの短毛種。春と秋の換毛期は抜け毛がとくに多くなります。また、短毛種の場合はシングルコートであっても毛が抜けやすい特徴があります。

短毛種に適したブラシ選び

犬のブラシは、形状の違いにより適した使い方が異なるため、それぞれのブラシの役割を理解して、犬の被毛の長さや目的に合ったブラシを選んであげてください。

スリッカーブラシ

スリッカーブラシ

一般的によく使用されているブラシで、ピン(針金)の部分がくの字に曲がっています。

ピンが毛の根元付近まで届き、毛玉をほぐしたり毛をすいたりするのに適しています。

ピンの金属の硬さによってハードタイプとソフトタイプがあり、もつれ具合によって使い分けます。

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ラバーブラシ

ラバーブラシ

ゴム製やシリコン製のブラシで、ブラシ自体が柔らかく皮膚を傷つける心配がありません。

抜け毛を取り除くのに効果的で、シャンプー中にも使用でき、マッサージ効果も期待できます。

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獣毛ブラシ

獣毛ブラシ

獣毛ブラシは静電気が起こりにくく、細かい毛を取り除いたり、仕上げとして毛艶を出すために使われるブラシです。

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コーム

コーム

ブラッシングの最後に毛の流れを整えたり、残っている毛玉や絡まりがないかをチェックするために使います。

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被毛の長さ別!ブラッシングのやり方

前述したように、短毛種は抜け毛が多いのでこまめなブラッシングが必要です。

ブラシ選びが合っていても使い方を間違えると皮膚を傷つけてしまうことがあります。

同じ短毛種でも毛の長さによってブラッシングのやり方や、使用するブラシがかわってきますので、それぞれの特性をふまえてブラッシングをしてあげましょう。

超短毛種のブラッシングのやり方

使用するブラシ
  • ラバーブラシ
  • 獣毛ブラシ
ラバーブラシでとかす

ラバーブラシを使って下の毛の流れを参考に、軽くなでるように動かします。

超短毛種は毛が短い分、皮膚への刺激が伝わりやすいので力加減に気をつけましょう。

獣毛ブラシをかける

獣毛ブラシ(豚毛がおすすめ)で毛の流れにそってやさしくブラシをかけます。普段のお手入れは獣毛ブラシだけでもOK!

最後に蒸しタオルで拭いてあげるとツヤがでますよ。

短毛種のブラッシングのやり方

使用するブラシ
  • スリッカーブラシ
  • ラバーブラシ
  • コーム
スリッカーブラシで抜け毛を取る

普段のブラッシングはスリッカーブラシを使用し、ブラシを持っていない方の手で毛をかき分けながら、毛並みにそって根元からブラッシングします。

スリッカーブラシは皮膚を傷つけやすいので、持ち手を鉛筆を持つように軽く握り、ブラシを皮膚と平行に当て、軽い力で動かします。

アンダーコートがある犬は、換毛期だけ毛並みに逆らってスリッカーをかけると、抜け毛がよく取れます。

ブラッシングは嫌がりにくい背中から始め、腰から後ろ足、おしり、しっぽ、首・胸・顔・前足とブラシを進めてみてください。

コームでチェック

全体的にスリッカーブラシをかけたら、コームでもつれや抜け毛が残ってないかチェックします。

コームは毛並みにそってとかし、コームが引っかかったら無理に引っ張ることはせず、スリッカーブラシに持ちかえ、もつれを取ります。

あると便利なアイテム

ファーミネーター

ファーミネーターは不要なアンダーコートを取り除くのに最適なブラシです。

やりすぎてしまうと健康な被毛まで取り除いてしまい注意が必要ですが、非常にたくさんの毛が取れるため換毛期のブラッシングを楽にしてくれるアイテムです。

ファーミネータ―でブラッシングする前には、スリッカー、ピンブラシ、コームなどで毛のもつれや毛玉をに取り除いてから毛並みに沿って優しくなでるようにブラッシングしてください。

ファーミネーター FURminator 中型犬 M 短毛種用

ブラッシングには毛並みを整える以外にも皮膚の血行促進、ノミ・ダニの早期発見、皮膚疾患の予防や早期発見などたくさんのメリットがあります。

愛犬に適したブラシで優しいブラッシングをしてあげてくださいね。