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カルシウムは犬の骨や歯を作るために必要不可欠な栄養素です。
栄養バランスが整っているドッグフードは問題ありませんが、手作りごはんでは内容によって不足しやすい場合があり、注意が必要です。
今回はカルシウムが豊富な食材やカルシウム補給に役立つ「骨パウダー」の作り方などを紹介します。
この記事でわかること
- カルシウムの働き
- 犬に必要なカルシウムの量
- カルシウムが豊富な食材
- カルシウムの摂り方
- カルシウムが豊富な「鶏の骨パウダー」の作り方
- 「鶏の骨パウダー」を使ったレシピ
- 通販で購入できる手作りごはんの紹介
カルシウムの働き
カルシウムはボクたちの体の中でどんな働きをしているの?
大きく分けて次のような働きがあるよ
カルシウムは犬の体に最も多く含まれるミネラルで、その約99%は骨と歯に存在し、残り1%は血液や筋肉、神経などの組織に存在しています。
カルシウムは主に
- 骨や歯を作る
- 筋肉を動かす
- 出血した血を止める
- イライラを鎮め神経を安定させる
などの働きがあります。
カルシウムというと、骨や歯を丈夫にする働きをイメージしますが、そのほかにも筋肉の収縮、細胞間の情報伝達、神経刺激の伝達をしたりと、生命維持に欠かせない働きを担っています。
そのため不足することがないようにカルシウムは骨に貯蔵されています。血液中のカルシウムが少なくなると、骨のカルシウムが溶け出し使われるため、骨の強度にも大きく影響します。
じゃあ、カルシウムをたくさん摂れば丈夫な体になるんだね!
ちょっと待って!カルシウムはたくさん摂ればいいというわけではないんだよ
犬がカルシウムを摂りすぎると、骨の形状に異常が出て骨折しやすくなったり、血液中のカルシウム値が上がり高血圧や不整脈を引き起こす高カルシウム血症になることも。
また、他のミネラルである、亜鉛・銅・鉄・リンなどの吸収を阻害してしまうことがあります。
カルシウムが不足すると骨折や低カルシウム血症、食欲低下や痙攣といった症状のほか、成長期では発育不良につながります。
犬に必要なカルシウムの量
カルシウムは骨のためにたくさん摂取したほうが良いというイメージを持たれがちですが、不足しても過剰に摂取しても体には悪影響を及ぼします。
ちょうどいいカルシウムの量ってどれくらいなの?
犬に必要な一日のカルシウムの摂取量目安は、体の大きさなどによって異なりますが、体重1kgあたり100mg~200mgであるとされています。
愛犬のカルシウム摂取量を調べたいときは下記のサイトを利用すると便利です。
WhollyVet.com
わが家の愛犬(トイプードル/体重5㎏/未去勢)のカルシウム摂取量を調べてみると…
一日のカルシウム摂取量:421.3㎎~716㎎
となりました。では、この摂取量を満たす食材をみていきましょう。
カルシウムが豊富な食材
カルシウムは体の中で作ることができない栄養素なので、食べ物から摂取しなければなりません。
カルシウムはどんな食べ物にたくさん含まれているの?
ここからは、カルシウムが豊富な食材についてお話しします。
食品名 | カルシウム含有量(100g中) |
---|---|
プロセスチーズ | 630㎎ |
プレーンヨーグルト | 120㎎ |
牛乳 | 110㎎ |
食品名 | カルシウム含有量(100g中) |
---|---|
モロヘイヤ | 260㎎ |
水菜 | 200㎎ |
小松菜 | 150㎎ |
チンゲン菜 | 100㎎ |
オクラ | 90㎎ |
ほうれん草 | 69㎎ |
キャベツ | 58㎎ |
食品名 | カルシウム含有量(100g中) |
---|---|
大豆ミート | 270㎎ |
きなこ | 250㎎ |
木綿豆腐 | 120㎎ |
納豆 | 90㎎ |
食品名 | カルシウム含有量 |
---|---|
ひじき(10g/乾燥) | 140㎎ |
わかめ(70g/生) | 70㎎ |
青のり(2.5g) | 18㎎ |
食品名 | カルシウム含有量 |
---|---|
干しエビ(7g) | 497㎎ |
煮干し(5g) | 110㎎ |
ごま(9g) | 108㎎ |
カルシウムはいろんな食材に含まれているんだね!
カルシウムの摂り方
カルシウムは単体で推奨量を満たしてもビタミンDやリンの摂取量に大きく影響を受けて必要量より不足、もしくは過剰になる可能性がありますので注意が必要です。
リンは肉類に多く含まれており、摂り過ぎるとカルシウムの吸収を妨げます。
また、カルシウムの摂り過ぎはリンの吸収を妨げます。そのためカルシウムとリンの摂取比率は1:1~2:1が望ましいとされています。
ビタミンDはカルシウムとリンの吸収に必要なビタミンです。一緒に摂取することで、腸管内の吸収率が上がります。
ビタミンDは食品から摂取されるものと、日光浴によって皮膚でつくられるものがあります。
愛犬のカルシウム摂取量と食材に含まれるカルシウムの量が分かれば、その食材を使ってごはんを作っていきます。が、その際に注意したいことがあります。
愛犬のごはん1食で必要なカルシウムを摂取しようとすると1回分のごはんの量が多くなってしまいます。
例えば、小松菜や木綿豆腐でみてみましょう。
わが家のトイプードルの場合、一日のカルシウム摂取量:421.3㎎~716㎎なので、これを満たすには、
- 小松菜は400g(約2束分)
- 木綿豆腐は500g(1丁と少し)
これだけの量を食べなくてはいけません。
2食に分けたとしてもかなりの量が必要だということが分かります。
手作りごはんをつくるときは、一食あたりではなく1週間を通して、多種多様な食材から栄養を取り入れられるように献立を考えるようにしましょう。
犬のカルシウム補給におすすめサプリメント
手作りご飯を作るとき、必要量のカルシウムを食品から摂取するのはかなり難しいので、無理に食品を詰め込むよりもサプリメントで補う方法もおすすめです。
SIMAパウダーは、手作りご飯にふりかけるだけで必要量のカルシウムがお手軽に補給できるので、使い勝手がとてもいいです。
通販で購入できるおすすめの手作りごはん
手作りご飯を愛犬に与えたいけど、栄養バランスが心配という方は、まずドッグフードにトッピングするところから始めたり、手作りご飯を通販で購入するのも一つの方法です。
ここでは通販で購入できるおすすめの手作りご飯を紹介します。
ココグルメは人間も食べられる品質の食材をもとに調理されています。添加物や遺伝子組み換え作物といった気になる材料も含まれていません。
米国飼料検査官協会(AAFCO)の提唱する成分配合を満たしており、愛犬の健康に必要な栄養素を十分に含んでいます。
ペトコトフーズは、栄養学専門の獣医師がレシピ開発を行ったごはんで、犬に必要な栄養素をすべて含んでいるという特徴があります。
子犬から老犬までオールステージに対応しています。
また、フード診断によって、愛犬に合ったフードを提案してくれたり、購入後からLINEやメールで獣医師や栄養管理士に相談できるサービスもあります。
ME&MOMMY(ミーアンドマミー)は「人と犬が一緒に食べられるごはん」です。
常温保存が可能で温めるだけで簡単に手作りご飯を食べることができます。
国内の食品工場で製造されており、100%無添加。そして犬が食べられない食材は使っていないので安心して与えることができます。
今回は手作りごはんに不足しがちなカルシウムについてお話ししました。
カルシウムは犬の歯や骨を作る大切なミネラルです。不足や過剰が続かないようにバランスよく摂取しましょう。